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えごそば事始め

えごそばの由来

 えご(恵胡)とは、日本海沿岸の主に青森、新潟、能登半島で採取される『えごのり』(恵胡海苔)のことです。

 日本海から海のない信州へ行商人によって運ばれ、塩の道に沿って信州へ伝わった海草「えごのり」。

 そばのつなぎになるのは本来小麦粉ですが、「えごそば」はつなぎに北信濃の郷土食として欠かせない「えごのり」を使用した、山海の滋味あふれるオリジナルそばです。

えごそばの特徴

 えごは、現代人に不足しがちな食物繊維や血圧降下作用のあるカリウム、貧血防止に役立つ鉄などのミネラル、皮膚のカサカサを防ぐビタミンなど、優れた栄養素を豊富に含んだ食品です。

  海草のヌルヌル成分には、健康食品として注目を浴びる「フコイダン」と呼ばれる成分が含まれ、つなぎに小麦粉使用のそばに比べ低カロリー。

 えごの持つ寒天のような弾力性が、独特な歯ごたえ・コシを生み、機械打ちのそばにはない滑らかな口当たりとのどごしが特長です。

塩の道とは

 "塩の道"とは、塩のとれない日本の内陸部に、海でとれた塩を運んだ重要なルートのこと。

  新潟県糸魚川市から長野県松本市までの約130㎞を結ぶ千国街道は、信州で最も代表的な海岸と内陸を結ぶ街道で、その歴史は土器の無かった時代にまでさかのぼるといわれます。また、戦国時代「越後の上杉謙信が敵である甲斐の武田信玄に塩を送った」という逸話の舞台としてもよく知られています。

  江戸時代には、越後では「松本街道」、信州では「糸魚川街道」と呼ばれたようです。
 日本海からは塩を中心とした海産物、信州からは麻・煙草・大豆などの農産物が運ばれ、生活必需品の流通路として重要な庶民の道でした。

 それが「塩の道・千国街道」です。